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MozillaのAsa Dotzler氏がFirefoxのバージョン番号を廃止することを示唆するメッセージを発表してから、さまざまな場所でこの決定に関する是非が議論されるようになった。賛成意見もあるが、そのほとんどはこの動きを歓迎しないというものだった。

今回のバージョン番号騒動だが、どうやらこれはコミュニケーションミスによって発生した勘違いだったようだ。Mozillaでデザインを担当しているAlex Faaborg氏が、現在のバージョン番号の仕組みを変える計画はないということを「No plans to change the version number scheme」にて明言した。

説明によれば、たしかにFirefoxのUXチーム内にこうしたデザイン変更を希望した担当者もいたという。Asa Dotzler氏はその担当者の発言を受けて自身のすべき仕事を実行した。結果、こうした大きな議論を巻き起こすことになった。UXチーム内におけるコミュニケーションミスが今回の事態を招いたということだ。

しかし、今回の騒動は悪い面を明らかにしただけではなく、いくつかの興味深い点についても明らかにしている。コミュニティは受け入れ難いという決定に関しては徹底機に議論することができ、その議論がFirefoxの開発になんらかの影響をもたらす状況にあるということが確認されたといえる。

また、短周期リリースに移行することで「バージョン番号」というものの意味が従来のものから変わりつつあり、開発者やコミュニティに対してこの問題意識を喚起したことは興味深い。議論の中でタイムラインをベースとしたバージョニングや、日付をベースとしたバージョニングに関する意見も出されており、関係者の多くがこのトピックに関する考えを深めたことは、今後の展開にも何らかの影響をもたらすものとみられる。