エムオーテックスは8月24日、資産管理/ログ監視製品「LanScope Cat6」の最新版を10月3日より販売開始すると発表した。最新版では、SNMPにより、PCに加え、プリンタ、ルーターなどのネットワーク機器の情報を収集・管理・死活監視できる機能が追加された。

最新版では、SNMP対応のネットワーク機器を検知し、プリンタやルーターといったカテゴリごとに台数・機器情報を把握して死活監視をレポートできる。Windows/Linux/Macintoshを搭載した端末については、ソフトウェアインストール情報を収集することが可能で、これまでのSNMP管理ツールでは対応していなかった企業内の資産情報の一元管理を実現する。

SNMP機器管理の画面

今回、SNMPへの対応を含め、21の機能強化が実施されている。これまでデスクトップ仮想環境としては、ヴイエムウェアの「VMware view」のみの対応だったが、今回、シトリックス・システムズの「XenDesktop」の対応が追加された。

また、電源・省電力機能も追加された。同機能では、遠隔地にあるPCに対し電源設定と省電力設定が行えるようになった。電源設定は、電源のオン、オフ、スリープ/スタンバイ、再起動、休止状態に対応している。

主な機能強化としては、Webアクセス監視の強化が挙げられる。今回、Webサイトへのアップロード/ダウンロードを行ったファイル名の取得、掲示板などのWebサイトへの書き込みを取得、特定のWebサイトに対するWeb操作(閲覧、アップロード/ダウンロード、書き込み)の許可が可能になった。

これらの機能を活用すれば、在宅勤務を実施する際も、従業員が自宅で作業を行っている時のWebアクセス状況を把握し、生産性の低下を回避することが実現される。

宅ファイル便のコメント欄の内容も取得することが可能

販売価格は、標準パッケージ10ライセンスが39万4,800円(税込)から。