JR北海道釧路支社はこのほど、石勝線の信号場と、夕張の歴史や鉄道にスポットを当てた旅行ツアーを実施すると発表した。実施日は10月10日(月・祝)で、募集人員は80名(最少催行人員45名)。

石勝線の新夕張~新得間は、通常は「スーパーおおぞら」「スーパーとかち」といった特急が走行する区間。ここをキハ40系による臨時列車が、途中の信号場にも停車しながら走るという

今回の「石勝線信号場停車&夕張・鉄道遺産の旅」では、帯広駅よりキハ40系の臨時列車に乗車し、新得駅より石勝線へ。かつて旅客駅だった楓信号場(旧楓駅)も含め、新得~新夕張間にある信号場12カ所すべてに2分以上停車する。信号場に停車中、窓を開けての写真撮影も可能だ。

石勝線の新夕張駅。今回のツアーでは、往路は帯広駅から新夕張駅まで、復路は夕張駅から帯広駅まで臨時列車が運行される

夕張では、三菱大夕張鉄道の保存車両を専門ガイドの解説付きで見学し、現在は一般公開されていないSL館も特別に公開される。シューパロ湖畔や三弦橋など、夕張ならではの名所も訪れるとのこと。

同ツアーの旅行代金は、帯広駅発着(大人1名)で8,880円。なお、前泊希望の場合、先着30名に限りJRイン帯広「トレインビュールーム」を用意しており、前泊プランの価格は1万3,880円(シングル1泊+ツアー代金)となる。その他、釧路駅発着、札幌駅発着のプランも用意している。