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Firefoxの次期メジャーリリースとなる「Firefox 7」は現在ベータチャンネルのフェーズに入っている。機能はすでにフィックスしているため、9月27日のリリースが予定されている「Firefox 7」の新機能および改善点は明らかになっている。Mozillaの公式ブログに掲載された記事「New Firefox Beta with Enhanced Performance」にこのあたりの話題がまとまっているので紹介しておこう。
Firefox 7における新機能、改善点は次のとおり。
- メモリ利用の改善とパフォーマンスの向上。レスポンス性、起動時間、ページ読み込み時間などの性能が向上しているほか、メモリの利用量が減っている。
- JavaScriptガベージコレクタの改善。従来よりも頻繁にガベージコレクタが動作するように変更されており、メニータブ状態やロングラン状態におけるメモリ消費量が削減されている。
- Firefox Syncの改善。従来よりもブックマークやパスワードの同期速度が向上している。
- Azureレンダリングレイヤの導入。HTML5 Canvasのレンダリング速度を向上。
- Webページのロード時間やサイトナビゲーションを検出するWeb Timing APIを実装。
- 「text-overflow: ellipsis」サポートの追加。
短周期リリースモデルへ移行してからのFirefoxの開発ペースはかなり速まっている。特にメモリ消費量の改善とパフォーマンスの向上は目を見張るものがあり、さらに先のリリースとなる「Firefox 8」や「Firefox 9」では「Firefox 7」を大きく上回るメモリ消費量の削減が実現されている。