富士通は、スマートフォンやタブレットから、企業のイントラネットにセキュアに接続するネットワークサービス「携帯ブラウザ接続サービス」の販売を開始した。月額費用は300IDで14万5,500円。

このサービスは、同社がモバイル端末向けに提供する専用アプリケーション「FENICSブラウザ」から、「FENICSIIユニバーサルコネクト」を介して、企業内ネットワークに接続するもの。モバイル端末の機体識別番号の登録や、権限のある利用者のみがアクセスできるログインなどの認証機能を備え、端末標準のブラウザと違い、コピー&ペースト機能の抑制や、キャッシュの自動消去など、モバイル端末に業務データを残さないための機能を搭載している。

「携帯ブラウザ接続サービス」のシステム構成イメージ

利用者は、専用アプリケーション「FENICSブラウザ」を起動させ、あらかじめ付与されたIDを入力してログインし、企業のイントラネットに接続。また、「モバイルコンテンツ変換サービス」を活用することにより、PC向けのWebコンテンツをモバイル端末用に変換できる。

対象モバイル端末は、Android OS搭載モバイル端末とiPhone/iPad。料金は、携帯ブラウザ接続サービス(300ID)が、初期費用10万円、月額費用が14万5,500円。モバイルコンテンツ変換サービス(300ID)が、初期費用50万円、月額費用が26万円 。