Java Programming Language

Mac OS XでJava SE 7を利用しようとした場合、今のところ主な選択肢が3つあるといえる。ひとつ目はOpenJDKのMac OS X移植版の最新のソースコードを入手して自分でビルドすること、二つ目はOracleがMac OS X版Java SE 7の提供を始めるまで待つこと、三つ目はOpenJDKをベースにMac OS X向けにビルドされたサードパーティ製のOpenJDKバイナリを探してきてインストールすること。ただし、三つ目に関しては、Appleは新しいJavaバイナリは提供しないとしているため、Appleからの提供は期待できない。

Oracleから提供されるMac OS X向けのJava SE 7のパッケージがいつごろ登場するのか気になるところだ。大雑把な目処でしかないが、リリース時期に言及したものがJava 7 Questions & Answers (Henrik on Java)に登場した。説明によればOracleはOpenJDKの「Mac OS X Port Project」による移植作業に関与しており、「おおよそ数ヵ月後」に最初のデベロッパプレビュー版を提供開始。以後β版とRC版を提供したのち、最終的に製品版をリリースするという。この説明通りに作業が進めば、2011年末までに最初のデベロッパプレビュー版が登場し、正式版は2012年に入ってからの提供ということになる。

Java 7 Questions & Answers (Henrik on Java)ではApache Luceneによって発見されたホットスポットコンパイラのバグについても説明がある。Luceneが発見した3つのバグはすでにOpenJDKで修正されており、Oracleが追加で発見した1つのバグはすでにJDK7のアップデート1で修正されているという。