JR東日本新潟支社はこのほど、新潟・福島豪雨で被害を受け、運転見合わせとなった区間の今後の運転計画を発表した。

只見線は会津若松~会津坂下間を除き、大半の区間で運転見合わせが続くことに(2011年1月撮影)

同支社管内の上越線、磐越西線、飯山線、只見線では、7月29~30日にかけての豪雨で鉄道設備に被害が生じた。磐越西線の喜多方~馬下間、飯山線の森宮野原~十日町間、只見線の会津坂下~小出間は、当分の間、運転を見合わせることになり、バス代行輸送などは行わない予定。

上越線は8月3日現在、越後湯沢~小出間で運転を見合わせているが、4日に六日町~小出間で運転が再開されることに。残る越後湯沢~六日町間については、4日よりバス代行輸送を実施する計画となった。

越後湯沢駅に停車中の特急「はくたか」(2010年12月撮影)。越後湯沢~六日町間の運転見合わせにより、「はくたか」の運行にも影響が

越後湯沢~六日町間では、上越線の他にほくほく線も運行しているため、同線を走行して越後湯沢駅を発着する特急「はくたか」にも影響が生じた。8月3日は2・23号が全区間運休、25・26号は六日町駅発着(越後湯沢~六日町間はバス代行輸送)となり、その他の列車は長岡駅発着に変更されている。

また、上越線を走行する寝台特急「あけぼの」、快速「ムーンライトえちご」も3日は運休に。長距離列車も含めた今後の運行状況については、JR東日本の「列車運行情報サービス」で更新される。