Java Programming Language

既報のとおり、Javaの最新版となる「Java SE 7」が7月28日(米国時間)に公開された。4年半ぶりに実施された待望のメジャーアップグレードバージョンであり、さまざまな新機能が追加されている。しかし、早急なアップグレードには注意が必要かもしれない。特に「Apache Lucene Core」および「Apache Solr」を使っているユーザは、しばらくアップデートを見送らざるをえない状況と言える。

7月28日(米国時間)付けで発表された「WARNING: Index corruption and crashes in Apache Lucene Core / Apache Solr with Java 7」の説明によれば、Java SE 7はホットスポットコンパイラにバグがあり、ループ処理を誤ってコンパイルすることがあるという。通常であればJava仮想マシンがクラッシュするだけだが、いくつかのケースでアプリケーションに影響を与えることがあるとされている。

特に「Apache Lucene Core」および「Apache Solr」のすべてのバージョンがこのバグの影響を受け、場合によってはインデックスデータが破損する恐れがあるという。この問題はJava SE 7のアップデート2で修正される見通しになっていると説明がある。LuceneやSolr以外のプロダクトも、このバグの影響を受ける可能性があり、注意が必要だ。