Java Programming Language

Oracleは7月28日(米国時間)、Javaの最新版となる「Java SE 7」を公開した。Java SE Downloadsよりダウンロード可能。JDKおよびJREのWindows版、Solaris版、Solaris SPARC版、Linux版が提供されており、それぞれ32ビット版と64ビット版が用意されている。Mac OS X版は提供されていない。Mac OS XやそのほかのOSを使っている場合、OpenJDKのJDK 7を代わりに利用することになる。

Java SE 7の主な新機能は次のとおり。

  • 開発効率の向上と作業の簡素化を実現する言語変更の実施。Project Coinの成果物。
  • マルチコアプロセッサに対して簡単に並列処理を実現するためのFork/Joinフレームワークの導入。
  • OSの提供するファイルシステムの性能を活用するための新しいファイルシステムAPIの導入。
  • ダイナミック言語の実行をサポートするInvokeDynamicの導入。
  • 国際化機能の強化とUnicode 6.0対応。
  • 新しいネットワーク機能とセキュリティ機能の導入。
  • システムおよびプロセスのモニタリング機能の導入。

Java SE 7はJava SE 6がリリースされてから4年半ほど経過してのメジャーアップグレードとなった。9,494個のバグ修正、1,966個の機能拡張、9,018個の変更が実施されており、正式リリースするために147個のビルドが作成された。

Java SE 7のリリースと同時にGlassFishも最新版が公開された。この最新版GlassFish 3.1.1はJava 7を含んでおり、すぐに利用できる状態になっているという。GlassFish 3.0、3.0.1、3.1と高い互換性があり、入れ替えての利用が可能と説明されている。