Silicon Labsの6chデジタル・アイソレータ「Si86xxファミリ」

Silicon Laboratories(Silicon Labs)は、5kVまでの絶縁アプリケーション向けに、6chデジタル・アイソレータ「Si86xxファミリ」を発表した。同ファミリは、5kV絶縁バージョンがワイドボディSOIC-16、3.75kV絶縁バージョンはナローボディSOIC-8とSOIC-16のいずれも小型パッケージで、すでに量産出荷を開始しており、1万個時の単価は、1chの5kV絶縁バージョンが1.06ドルから、6chの3.75V絶縁バージョンが3.76ドルとなっている。

また、同社の特許取得済みデジタル・アイソレーション・テクノロジーに基づいており、5kV絶縁6チャネル・アイソレータのほか、I2Cバスの絶縁向け双方向アイソレータ、既存の2.5kVアイソレータよりハイレベルな保護を与える3.75kVのオプションで構成されている。

さらに、高い電磁放射および耐性性能を有しており、ノイズが多い環境でエラーがないデータ伝送を実現し、電磁放射は競合製品比で最大20dB低くすることに成功している。

なお、同ファミリは、-40℃~+125℃でデータレート150Mbpsで動作でき、1Mbps時にチャネルあたり1.6mA以下の低消費動作を実現している。