CSKは、iPad2を活用した医薬情報担当者(MR)向けのデジタルプレゼンテーションシステム「MR2GO - DMV(エムアール・ツー・ゴー ディーエムブイ)」を、 SaaS型で第一三共に8月より提供開始すると発表した。MR、マネージャー、サポートスタッフ2,550名へiPadを配布すると同時に、「MR2GO - DMV」を利用するという。

iPad MR2GO DMVイメージ

「MR2GO - DMV」は、コンテンツ配信管理と利用実績収集を実現する。MRは、頻繁に追加・改訂・廃止される説明用資材の最新版を、iPadアプリからダウンロードして利用することができ、電波の使えない医療施設内での使用を想定し、一連のプレゼンテーションはすべてオフラインで動作するという。

プレゼンテーションの実施はすべて内部に記録され、あとでクラウドの管理システムに連携される。管理者は、MRに提供した説明用資材の利用状況を資材作成者へフィードバックする。

「MR2GO - DMV」は、CRI・ミドルウェアのクラウド型情報配信&マーケティングエンジン「CLOUDIATM In-Sync(クラウディア・インシンク)」によって、コンテンツ配信/同期やPDFなどのコンテンツの描画を実現する。

第一三共は、MRの情報提供活動における質およびスピードの向上を目的に、スマートデバイスを利用した業務改善に取り組んでおり、2011年5月には、iPhoneを使用して日々の販売実績や学術情報などの参照が可能な「MR2GO-SCOPE」をすでに導入しているという。

導入イメージ