Today Red Hat is the world´s most trusted provider of Linux and open source technology.

Red Hatは7月21日(米国時間)、Red Hat Enterprise Linux 5系の最新版となる「Red Hat Enterprise Linux 5.7」を発表した。新機能の追加や新しいハードウェアの対応、安定性およびセキュリティの向上、既存の機能の性能改善などが取り組まれている。RHEL 5.7における主な特徴は次のとおり。

  • Red Hat Enterprise Linux 6で導入された機能のバックポート。
  • Intel、AMD、POWER、IBM System zなどから提供されている各種プロセッサ、チップセット、ストレージデバイス、ネットワークデバイス、グラフィックデバイスのサポートを追加。
  • KVMにおけるライブマイグレーション性能の向上。
  • Xenハイパーバイザ関連の性能向上と安定性改善。
  • OpenSCAPの導入。
  • Cisco UCSシステムおよVMware環境におけるクラスター信頼性の向上

RHEL5系のライフサイクルフェーズ「運用1」の終了日は2011年の第4四半期とされている。「運用1」のフェーズにある間は機能の追加などが実施されるが、以後は提供されなくなる。RHEL5系を採用しており、今後登場する新しいハードウェアを活用したい場合、RHEL6系などより最新のバージョンへアップグレードする必要がある。5系の次のバージョンとなるREHL 5.8は2012年1月に登場する見通し。