九州旅客鉄道と博多ターミナルビルはこのほど、福岡市のJR博多シティ内で行われる「水戸岡鋭治の大鉄道時代展」のイベント概要を発表した。

水戸岡鋭治氏はJR九州の車両や駅のデザインを多数手がけており、近年は岡山電気軌道や和歌山電鐵、富士急行などにも仕事の幅を広げている

この企画展では、九州新幹線の800系や、在来線特急に使用される787系、883系、885系など、JR九州の列車デザインに貢献した水戸岡氏のイラストとスケッチを展示。仕事現場でもあるドーンデザイン研究所を再現するほか、夢の観光列車「クルーズトレイン」のデザインコンセプトも展示される。

会期中には、水戸岡氏本人も参加する3つのイベントを開催する。

8月13日の「鉄道を楽しむ夕べ ~水戸岡鋭治のデザインフォーラム~」では、"水戸岡デザイン"の神髄を本人が語り、関連グッズのオークションも行われる。募集人員は100名で、参加するには往復はがきでの申込みが必要。

8月14日には、親子50組を対象に、「ぼくはつばめのデザイナー ~親子で楽しむ鉄道教室~」を実施する。水戸岡氏と一緒に絵を描くなど、夏休みの思い出作りにも適したデザイン教室に。

8月20日開催の「水戸岡鋭治のデザイナーズ・クラス ~デザインを学ぶ集い~」は、デザインを学びたい人向けの交流パーティ。募集人員は60名で、往復はがきでの申込みが必要。応募者多数の場合は抽選となる。

これら3つのイベントも実施される「水戸岡鋭治の大鉄道時代展」は、JR博多シティ内で8月3~24日に開催。入場料は大人1,000円(前売800円)、中高生800円(前売600円)で、小学生以下は無料となっている。