Firefox 6週間リリース対応方法を模索する「企業ワーキンググループ」結成

    後藤大地  [2011/07/21]

    Firefox web browser - Faster, more secure & customizable

    Firefoxが6週間おきという短周期でのリリースと強制アップグレードに切り替わったことは、ほとんどのユーザにとって好ましい効果がある。常に最新版に更新されることでこれまでよりも確実なセキュリティ対応が期待できるほか、HTML5やCSS3、JavaScriptの最新の機能を素早く利用できるようになるからだ。

    しかしこの短周期リリースは、エンタープライズでの利用には不向きだという指摘が出ており、議論が活発化していた。企業では特定のバージョンでシステムが動作するように事前検証する必要があり、その実施に数週間を要するケースも少なくない。6週間という周期でリリースが続けられるとなると、その負担はかなりのものだ。

    Mozillaはこの問題を解決する方法を見つけられずにいるが、問題解決へ向けた具体的な動きがあった。「Announcing Mozilla Enterprise User Working Group」の報告によれば、Mozillaはこうしたエンタープライズにおける懸念に対応するため「Mozillaエンタープライズユーザワーキンググループ」の活動を再開。エンタープライズ関係者から意見を聞き出し議論を進めることで、問題解決方法を模索したいとしている。

    活動は基本的にメーリングリストを通じて実施されるとしているが、月に一回は電話によるミーティングが実施されるという。電話ミーティングでは単一のトピックに関する議論が実施される。最初のミーティングで扱われるトピックは「リリースサイクルと企業におけるFirefox対応試験」とされており、上記を問題視する声が非常に強いことがわかる。

    短周期リリースを実施しているブラウザはChromeとFirefox。Operaもリリース周期の短縮化を進めている。IEも以前ほどではないが、リリース周期は短くなる傾向がある。MozillaエンタープライズWGにおける活動は、Firefoxのみならず短周期リリースを実施するほかのプロダクトに対しても応用できる可能性があり、今後の活動が注目される。

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