富士通研究所は、パソコンやスマートフォン、タブレットなどの情報端末の利用者が、時間や場所に応じて必要となるアプリケーションやデータについて、情報端末への配信や実行、消去といった一連の動作を自動で行う基盤技術を開発したと発表した。
これにより、利用者が会議室に情報端末を持って入るだけで、必要なアプリケーションとデータが配信され、会議に必要な資料をすぐに使うことが可能になり、利用後は自動的に消去することもできるという。
富士通研究所が開発したのは、利用者の状況をGPSなど各種センサー情報から判断し、クラウドから状況に応じて必要となるアプリケーションやデータを送信、情報端末を起動して実行し、不要になったら消去するといった一連の動作を自動で行う通信基盤とアプリケーション実行環境。スマートフォンでは、アプリケーションとデータの管理と通信を行う専用ソフトウェアを組み込み、パソコンではスリープしていた場合でも起動して通信を行う専用チップを搭載。
また、近距離無線通信NFCなどの情報を利用して、端末同士が近づくと、アプリケーションとデータが入っている端末から別の端末に移動することも可能だという。その際、アプリケーションは表示する端末の画面の大きさに合わせて、見やすいようにレイアウトされるという。
富士通研究所では、今年度中に技術の完成度を高め、2012年度中の実用化を目指している。
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