トレンドマイクロは7月13日、クラウドサービス上に保存されているデータを、暗号化して保護するセキュリティソリューション「Trend Micro SecureCloud」の提供を開始すると発表した。

Trend Micro SecureCloudは、クラウド上に保管されたデータをボリューム単位で暗号化し、あらかじめ設定したセキュリティポリシーに適合した仮想サーバ以外からのアクセスは受け付けないようにするしくみとなっている。セキュリティポリシーを満たしている場合は、鍵管理サーバ(KMS)からSSL通信によって鍵が発行され、仮想サーバにマウントされたボリュームを復号してデータへアクセスできるようになる。

Trend Micro SecureCloudの利用イメージ

同ソリューションは、ユーザー企業におけるクラウド上のデータセキュリティへの不安を解消するものとして位置づけられており、クラウドサービス提供事業社を介して、SaaS型サービスとしてユーザー企業に提供されることになる。

SaaS型でクラウドと一体化した提供

鍵の管理運用を鍵管理サーバーで一元管理

自動化された認証と鍵配信

企業内ユーザにとっての使いやすさ

なお、同ソリューションの利用料金はクラウド事業者によって異なるため公表されていないが、同社は「1Key(1ストレージ内の1ボリューム)に対して月額1万円程度」を参考価格としている。

対応するクラウドプラットフォーム