Nano X2 E-SeriesデュアルコアCPUを搭載したMini-ITXボード「VIA EPIA-M900」

台湾VIA Technologiesは、同社のNano X2 E-SeriesデュアルコアCPUを搭載したMini-ITXボードであるVIA EPIA-M900を発表した。EPIA-M900には1.6GHz駆動のNano X2 E-Series CPUが搭載される。チップセットには同社のVX900 MSPが搭載され、最大8GBのDDR3メモリが利用可能である。

VX900に搭載されるChromotionHD 2.0ビデオエンジンはVC1/H.264/MPEG-2/WMV9 HDの各フォーマットで1080Pまでの映像の再生を、CPU負荷をかけずに実行できる。またオンボードで搭載されるVIA Vinyl VT2021 HDオーディオCodecはBlu-ray及びHD-DVD Audio Content Protectionに対応する。

リアパネルにはGbE LANポートとHDMIポート、VGAポート、USB 2.0ポート×4、COMポート、それとオーディオジャック×3が配される。オンボードにはPCIe ×16スロット(うち×8レーンが有効)とPCIスロットが用意され、ほかにバックパネル制御付の2ch 24bit LVDSピンヘッダ×1、3つのCOMポート、4つのUSBポートと1つのUSBデバイスポート、LPC、2つのDigital I/O、SPDIF出力、SMBusヘッダが搭載される。

同社はこの製品を、次世代のデジタルサイネージやPOS・キオスク・ATM・ホームオートメーション・ヘルスケア・メディカルクライアントなどの用途に最適と説明している。

EPIA-M900のボード表面(左:ヒートシンク付き、右:ヒートシンクを外した状態)