大阪を拠点に活動するアイドルグループ・NMB48が28日、7月20日に発売されるデビューシングル「絶滅黒髪少女」PVの初お披露目となるプレミアム試写会を大阪市内で行った。

PVプレミアム試写会に出席したNMB48と行定勲監督(右)、司会のたむらけんじ(左)  拡大画像を見る

PVは映画『世界の中心で愛を叫ぶ』などで知られる映画監督の行定勲氏が演出。クールなふすまのシルエットや艶やかな日本画をバックにメンバーがダンスを披露するほか、山本彩が弓道、渡辺美優紀が書道、山田菜々が合気道、吉田朱里が居合道、小笠原茉由が茶道に挑戦するシーンも盛り込まれるなど、"日本の美"を強く打ち出した内容となっている。

撮影に際し、未経験だった武道や芸道の特訓を受けたというメンバーたち。弓道に挑戦した山本は練習の成果で矢を的に当てられるまでになり、「当たるとすごく気持ちよかったです」と笑顔を見せていた。渡辺は行定監督も「うまい!」と舌を巻くほどの書道の腕前を披露。「小学校のときに書道で表彰されたこともあって大好きなんで、PVでやらせてもらえるのはうれしかったです」と感激しきりだった。そんな中、合気道に挑んだ吉田は「筋肉痛で耐えられないぐらい重かったんですよ~」とずっしりと重い刀に手こずった様子。「右手の筋肉がパンパンになりました! 重いのと緊張でいっぱいでしたね」と苦労話を明かしていた。

試写会にはNMB48のメンバーに加え、行定監督もゲストで参加。行定監督は「撮影しているときは親近感のある普通の女の子たち。でも映像を編集したら、原石が光るように化けたのが衝撃的でした」とNMB48を絶賛。「大阪の女の子のパワーと強さを感じた。その強さを持って日本を席巻してほしいですね」と今後の活躍に期待を寄せていた。

デビューシングルがオリコンチャートで1位を獲得できなければ、ブルマ姿で公演をするという"公約"を発表しているNMB48。山本は「撮影しているときはどんな仕上がりになるのかわからなかったけど、完成したものを見たら想像以上にかっこよくて感動! 1位を獲れる自信が少しだけ見えてきました」と頼もしいコメントを。行定監督も「彼女たちには力がある。1位も獲れると思います」と力強いエールを送っていた。