Opera’s newest Web browser introduces a new technology platform.

Opera Softwareは6月28日(ノルウェー時間)、Operaの最新版となる「Opera 11.50 ソードフィッシュ」を公開した。新機能が導入されたほか、ユーザインタフェースが「フェザー級」と呼ばれる新しいものへ入れ替わっている。さらに、レンダリングエンジンをバージョンアップするなど、Operaとして注目に値するバージョンとなっている。Opera 11.50における主な特徴は次のとおり。

  • スピードダイヤルエクステンションの導入。これまでサイトのショートカットやスナップショット表示といった意味合いが強かったスピードダイヤルで、もっと柔軟にリアルタイムに各種情報を表示できるようになる。
  • エクステンションとブラウザにおけるクッキーの共有を実現。認証を必要とするタイプのサイトを利用するエクステンションがこれまでよりも簡単に活用できるようになる。
  • レンダリングエンジンを最新のPresto 2.9へアップグレード。パフォーマンス調整や新機能の導入が実施されているほか、CSSパース性能が10%から15%ほど向上している。
  • time要素をサポート。主要ブラウザの中ではtime要素をサポートしたはじめてのブラウザとなると説明がある。
  • HTML5セッションヒストリおよびナビゲーションをサポート。
  • Opera Linkにおける同期対象にパスワードデータを追加。

Opera 11.50 ソードフィッシュ

レンダリングエンジンPrestoが2.9へアップグレードされている。

エクステンションのみを表示させたスピードダイヤルの例。

デザインは以前のリリースよりも軽量感と落ち着いた雰囲気の「フェザー級」へ変更されている。

Opera Softwareはこれまで頻繁に開発版をリリースしてきたが、利用するにはその都度インストールが必要だった。Opera 11.50の開発からは「Opera Next」と呼ばれる開発チャンネルを用意し、自動アップグレードで常に最新の開発版が試用できるようになった。