カシオ計算機は27日、優れた耐衝撃性能に加えて、ISO規格準拠の200m潜水用防水性能を備えた"G-SHOCK FROGMAN"の新製品、「GWF-T1000BS」の発売日を7月7日に決定した。当初は5月の発売予定だったが、部品調達の都合などにより延期されていた。GWF-T1000BSは限定200本で、価格は15万7,500円。

GWF-T1000BSのスクリューバックには、FROGMANを象徴する蛙のキャラクターを細かく立体的に削り出している。1時側と5時側の飾りビスに紅く輝く人口ルビーを採り入れ、特別仕様のデザインを演出

GWF-T1000BSは、世界6局の標準電波に対応したソーラー駆動の耐衝撃ダイバーズウオッチ「GWF-1000」(2011年6月30日発売)をベースに、硬く傷つきにくい高硬度のチタン合金を本体ケースなどに採用したG-SHOCK FROGMANの特別仕様モデル。G-SHOCKの中でも、過酷な環境での使用を想定した「Master of(マスター・オブ) G」シリーズに属する。FROGMANの歴史は、別記事『遂に電波ソーラー化! 歴代モデルで振り返るG-SHOCK「FROGMAN」』を参照いただきたい。

左右非対称の本体ケースは、手の甲への干渉に配慮したFROGMANならではの特徴。スクリューバックやサイドボタン、ボタン軸などにも、強度が純チタンの約3倍という「64チタン」を採用したほか、金属の表面が傷つきにくくなるDLC(Diamond like carbon)処理を施して、タフネス性能を追求した。いっぽうで、ステンレスケースであるベースモデル(GWF-1000)と比べて錆びに強く、全体で約26%の軽量化を実現したという。

また、本体ケースにボタンシャフトを差し込むボタンホールは、2.5ミクロンという高い精度で穴を空けている。これにより、従来はボタンホールにパイプ状のパーツを通すことで保持していた気密性を、パイプなしでもダイビングに耐えうる構造に仕上げた。