カシオ計算機は、落下強度3.0mを実現したスキャナ一体型のハンディターミナル「DT-X8」シリーズのラインナップを拡充し、NFC(Near Field Communication)-IP2対応のリーダライタを搭載し、RFIDタグや非接触ICカードにも対応した「DT-X8-11J/21J」を、9月1日より発売すると発表した。価格はオープン。

「DT-X8-11J/21J」

バーコード読み取りに対応した半導体レーザースキャナ搭載の「DT-X8-11J」と、二次元コード読み取りにも対応したC-MOSイメージャ搭載の「DT-X8-21J」がある。

「DT-X8」シリーズはIP67に準拠し、粉塵が内部に侵入せず、水面下1mに30分間水中に浸漬しても有害な影響を受けないという防塵・防水性能を有する。

今回の「DT-X8-11J/21J」は、近距離無線通信規格「NFC-IP2」に対応したリーダライタを搭載し、スキャナを使ったバーコード等の読み取りだけでなく、ISO15693に準拠したRFIDタグ(13.56MHz)や、MIFAREやFelicaなどの非接触ICカードの認識にも対応している。

表示画面には、2.7型Blanview液晶(240×320ドット)を採用し、タッチパネルに対応。RFIDタグやバーコード等の読み取り操作用トリガーキーは、前面と両サイドの合計3箇所に装備し、無線LAN(WPA2対応・IEEE802.11b/g準拠)やBluetooth 2.0も標準装備する。ほかに、MicroSDメモリーカードスロットとUSB端子もある。バッテリ駆動は、「DT-X8-11J」が約20時間、「DT-X8-21J」が約18時間。外形寸法/重量は、いずれもW65.7×D187.0×H32.4/約285g。