Java SE 7の参照実装にOpenJDK採用へ

    後藤大地  [2011/06/13]

    Java Programming Language

    Oracleは、公開まであと2ヶ月を切ったJava SE 7の参照実装を、OpenJDKをベースとした成果物にすると発表した。参照実装はGPLのもとで公開されると説明がある。

    これまでJavaの参照実装としてはバイナリコードライセンスのもとで提供されるSun JDKが利用されてきた。Oracleはオープンソースの実装者が参照実装のソースコードを参考にしたり評価することができないとして、この方式を変更。参照実装をOpenJDKベースのものへ変更することを決断した。

    変更の概要は次のとおり。

    • 参照実装はOpenJDKのコードベースのもののみを提供する。
    • 参照実装は商用利用者にはバイナリコードライセンスのもとで提供し、オープンソースの実装者にはGPLv2(クラスパス例外付き)のもとで提供する。
    • 商用ライセンスに対する互換試験キットの提供は継続。ただし、オープンソースの実装者に対しては互換チェックをするために互換試験キットへの無償でのアクセスを提供する。

    Javaの互換試験キットの利用に関してはSun Microsystemsの時代からその不透明さが指摘されており、これを理由にいくつかのベンダやプロジェクトはJCPにおける投票を拒否してきた。OpenJDKを参照実装にしたり、無償での互換試験キットへのアクセスを提供したりといった今回の処置は、こうした指摘を回避する狙いがあるものとみられる。

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