南海電鉄は9日、特急「サザン」の新型車両、12000系の導入を記念した各種イベントの概要を発表した。7月4日に特別試乗会が実施されるほか、7~8月にかけて撮影会などのイベントが相次いで開催される予定だ。

南海電鉄の新型車両12000系。今年9月より、特急「サザン」での本運用が始まる

「サザン」は南海線の難波駅から和歌山市駅・和歌山港駅を結ぶ特急電車。新型車両の12000系は、現在活躍中の10000系の後継車両として、今年9月からの導入を予定している。同車両では、「サウスウェーブ」をデザインコンセプトとし、"ひとクラス上の移動空間"を目指しており、車体の前面と側面には、「SOUTHERN PREMIUM」と入っている。

各座席にはノートパソコン用のコンセントを完備。その他、プラズマクラスターや防犯カメラ、着替えや授乳に利用できる多目的室を設置するなど、女性の視点を意識したサービスを提供するという。

特急「サザン」が発着する大阪ミナミのターミナル、難波駅。背後にそびえ立つタワー内にスイスホテル南海大阪がある

本運行に先立ち、7月4日に行われる特別試乗会では、女性または女性と小学生未満の子供を対象に、はがきでの応募者の中から30名が招待される(応募期間は6月21日まで。当日消印有効)。泉佐野駅から難波駅まで新型車両に乗車でき、参加者にはミナピタギフト券(3,000円分)と記念品が贈られる。

また、難波駅に到着した後、スイスホテル南海大阪に移動し、試乗会限定の「アフタヌーンティーセット」も楽しめる。

7月4日の特別試乗会では、スイスホテル南海大阪にて「アフタヌーンティーセット」も用意される(写真はイメージ)

その後も、7月23日に「新型サザン1番乗り撮影会 in 羽倉崎車庫」、7月31日に「語り部がご案内 新型サザンで行くパワースポットと和歌山城」、8月3日に「新型サザン撮影会 in 小原田車庫」、8月10日に「新型サザンを多奈川駅で撮影しよう」と、続々とイベントを開催。これら4イベントはいずれも難波駅が集合場所となっており、目的地まで12000系に乗車できるとのことだ。