NTTドコモ、KDDIおよび沖縄セルラー電話、ソフトバンクモバイル、イー・アクセスの5社は、第三世代携帯電話(3G)におけるショートメッセージサービス「SMS」の事業者間接続を2011年7月13日より開始すると発表した。これにより、5社の携帯電話のユーザーは、他社間でもSMSの送信および受信が可能になる。

今回の改訂によりNTTドコモでは、1回あたりのSMS送信料について、これまで送達通知なしの場合は5.25円、送達通知ありの場合は7.35円で提供してきた。改訂後は一律3.15円で提供する。

KDDI、沖縄セルラーでは、SMSを「Cメール」として提供しており、今回の改訂はCメール対応のauケータイおよびauスマートフォンユーザーが対象となる。改定後のCメール送信は1通あたり国内が3.15円、海外が100円(免税)になる。Cメール受信料はともに無料。なお、「ぷりペイドサービス(プリペイド方式携帯電話)」および一部の機種については、他社携帯電話宛の送信が不可となる。このほかKDDI、沖縄セルラーでは今回の事業者間接続の実施にあわせて、2011年6月以降発売される一部機種で、送受信可能文字数を全角文字で70文字、半角文字で140文字まで拡張する。さらに改行入力の利用にも対応する。さらに、Cメールの送信限度数を1日あたり200通または6,000通にし、迷惑Cメールの防止対策を強化する。

ソフトバンクモバイルについては、加入プランに関わらず一律で、送信料は1通あたり3.15円、受信料は無料となる。なおホワイトプラン加入者のソフトバンク携帯電話間(ディズニー・モバイル含む)での国内SMS利用についてはこれまで通り送受信無料で利用できる。

イー・アクセスもイー・モバイル携帯電話宛のSMS利用料を改定。現在、イー・モバイル携帯電話宛の送信料を他社携帯電話宛にも適用し、1通あたり2.1円の送信料で提供する(国際ローミング時は50円)。送受信可能文字数は全角最大70文字(半角英数160文字)となる。なお、「ケータイ定額プラン」「EM定額オプション」「定額パック24」に加入している場合のイー・モバイル同士のSMSは無料で利用可能。