日本オセロ連盟は5月29日(日)に、「第32期オセロ名人戦」を東京・ハートンホテル東品川で開催した(後援はメガハウス)。「オセロ名人戦」は、全日本オセロ選手権、オセロ王座戦と並び、日本のオセロ3大大会のひとつで、1980年開催の第1期以来、32年間に亘り開催されている伝統のある大会とされている。

「第32期オセロ名人戦」の様子

「第32期オセロ名人戦」には、オセロ界の最高峰を目指し全国から154名のトッププレイヤーが参加し、白熱した対局が繰り広げられた。無差別の部では26歳の信川紘輝四段(神奈川ブロック)が、決勝で中島哲也八段を制し、名人のタイトルを獲得。今年秋に米国で開催される「第35回世界オセロ大会」への日本代表選手(合計3枠)の一人目に選出された。

女子の部では、名人戦初出場となった22歳の桜井結夏1級(中部ブロック)が、女流名人のタイトルを獲得。また、小学生以下の部では、小学4年生の倉橋哲史二段(茨城ブロック)が小学生名人のタイトルを獲得した。

無差別の部で優勝した信川紘輝四段(写真右)と、女子の部で優勝した桜井結夏1級(左)

日本オセロ連盟会長で、オセロ開発者の長谷川五郎氏(写真左)と、小学生の部で優勝した倉橋哲史二段(右)

今年度の名人戦は無差別・女子の部、小学生以下の部優勝者といずれも初タイトル獲得となり、新世代オセラーの台頭が顕著に現れた大会となった。