三井住友海上火災保険はこのほど、自動車保険(任意)の保険料を10月1日始期契約から改定すると発表した。

今回の改定では、自動車保険全体の料金水準を見直すため、すべての契約条件で保険料が変更となる。個々の契約条件により異なるが、改定後の保険料は平均1.9%の引き上げとなる見込み。

また、ドライバーの世代別に料率を見直す。具体的には、運転者年令条件の「30才以上補償」を廃止し、「26才以上補償」と「35才以上補償」に記名被保険者年令別料率区分を採用。改定後は「29才以下」「30~39才」「40~49才」「50~59才」「60~69才」「70才以上」に区分される。

あわせて、補償の選択肢を拡大する。車外事故の傷害補償としては、「自動車事故・交通乗用具事故」の両方に備える特約に加え、「自動車事故」のみに備える特約も用意。「人身傷害保険」については、最低保険金額を従来の3,000万円から2,000万円に引き下げる。「ファミリーバイク特約」については、原動機付自転車搭乗中の傷害補償を「人身傷害保険」、「自損傷害特約・無保険車傷害特約」から選択できるようにする。

このほか、「車両全損(70%)特約」を新設して補償内容の充実を図る一方、ニーズの少ない補償は、削減するとしている。