IDC Japanは5月30日、2011年第1四半期(1~3月)の国内サーバー市場動向を発表した。それによると、2011年第1四半期の国内サーバー市場規模は1168億円で、前年同期比10.3%減。出荷台数は、同12.6%減の14万台だった。

サーバの種別で見ると、出荷金額ではメインフレームとx86サーバーの落ち込みが大きく、出荷台数では、x86サーバーが大幅に減少している。全体で2桁減となった理由については、震災の影響が大きく、特にx86サーバーでその傾向が顕著だったという。

出荷金額ベースのベンダー別シェアでは、富士通が引き続き首位となったものの、前年同期から7.2%減。「前年同期にあったメインフレームの大型案件の反動と、x86サーバーが工場の被災により落ち込んだことが影響した」という。以下、2位IBM、3位HP、4位NEC、5位日立と続いている。

出荷台数では、NECが1位。2位はHPで、NECとは1ポイント差。以下、3位富士通、4位デル、5位IBMという結果になっている。

2011年第1四半期の国内サーバ市場のベンダー別シェア