角川グループホールディングス(以下、角川GHD)とドワンゴは5月26日、資本提携することを発表した。両社はその目的について、「業務提携を今後も確実に推進していくに当たり、両社間で安定した信頼関係を構築するため、両社がお互いの株式を保有する形での資本提携が必要であるとの判断に至った」と説明している。

両社は昨年10月に業務提携契約を締結。角川グループの電子書籍プラットフォーム「BOOK☆WALKER」とニコニコ動画で新たに提供する電子書籍ビューワ「ニコニコビューワ」を連携させ、角川グループのコンテンツを配信する公式チャンネルを「ニコニコ動画」内に設置するなどの活動を共同で進めていた。

今回の発表を受けて両社は今後、角川GHDが保有する自己株式73万株を第三者割当によりドワンゴに割当て、ドワンゴが保有する自己株式及び同社が発行する新株の合計1万6800株を第三者割当により角川GHDに割当てる計画。角川GHD73万株は、発行済株式数の2.68%、総額17億1696万円にあたり、ドワンゴ1万6800株は、資本提携実施前の発行済株式数の8.48%、総額30億1728万円になるという。