au損害保険は24日、25日からサービスを開始するのに合わせ、東京都で開業記念発表会を行った。発表会では、同社代表取締役社長の住野彰氏が、「従来の保険では充分に対応できていなかった20代~30代や女性といった層に、au損保でしか買えない新しい商品を提供したい」と抱負を述べた。

KDDI 代表取締役執行役員専務の高橋誠氏(左)、au損害保険 代表取締役社長の住野彰氏(中央)、あいおいニッセイ同和損害保険 取締役副社長執行役員の永末裕明氏(右)

au損害保険は、あいおいニッセイ同和損害保険とKDDIが共同出資して設立された。同社設立の背景として、インターネット利用の定着と、モバイルからのアクセスの急増がある。モバイルからのアクセス者数は8,000万人強で、20代~30代のモバイル利用率は95%を超える。

こうした状況に、スマートフォンの急成長が拍車をかける中、あいおいニッセイ同和損害保険とKDDIでは、代理店方式で既存保険商品を仕入れて、既存の方法で販売するというビジネスモデルに限界を感じ取り、共同でプロジェクトを開始。これまでの保険会社のビジネスモデルでは、さまざまな代理店への対応が必要で、商品・サービス・販売を全てモバイルに特化することが困難であったのを、英国で急成長する「ブランドアシュアラー(※)」を参考に、通信キャリア自らが保険メーカーになることで、こうした困難を克服し、日本で初めてという「ブランドアシュアラー」としての特徴を持つ、損害保険会社を設立することとした。

※ 自らが保険メーカーとなり、自社マーケット専用の独自保険を開発。自社のブランドで、自らの顧客マーケットに対し、日常の接点を通じて販売する

au損保の経営理念は、(1)保険のベンチャー企業、(2)損害保険会社であると同時にモバイル企業、(3)auブランドの損害保険会社、の3つ。同社代表取締役社長の住野彰氏は、「『保険をケータイしよう!』がコンセプト」と説明。具体的には、「「申込みも、契約後も、事故対応も全てケータイで完結し、商品は100円から、アプリをダウンロードするイメージで保険に加入するイメージ」と語った。

また、「従来の保険では充分に対応できていなかった20代~30代や女性といった層に、au損保でしか買えない新しい商品を提供したい」、「モバイルを活用することで、低単価の商品からの加入機会を提供したい」とも述べた。

メーンの商品は、月々500円でケガによる「入院」「通院」や「賠償責任」を、「いつでも、どこでも、何をしていても」補償する『Myスマート保険』。「レジャープラン」「ランナーズプラン」「ゴルフプラン」「スポーツプラン」の4プランがあり、それぞれのシーンで必要な特約が、500円にワンセットされているのが特徴。

『Myスマート保険』

「死亡・後遺障害」はあえてセットにはせず、必要に応じて、月々「1,000円コース」で選択が可能。また、「月々300円コース」「ケータイ割引5%」など、"リーズナブルな保険料にも挑戦"している。

また、日帰りや1泊のレジャーにその都度加入できる『Myスマート保険once』も用意。「通院」「救援者費用」まで付いて、1回286円となっている。

『Myスマート保険once』

これらは全て、申込みから保険料の支払い、契約の変更、保険金の支払いまで、モバイルで完結する。申込みでは、au情報とリンクしているため、住所・氏名の入力が不要。保険料の支払いは、通信料金とまとめて支払う「キャリア決済」。また、契約者全員に、保険を管理するページ『My au損保』を提供し、ここで、契約内容の変更や保険金の請求ができるようになっている。

申込みから保険料の支払い、契約の変更、保険金の支払いまで、モバイルで完結する仕組みとなっている

さらに同社では、「開業記念商品」として、自転車利用の増加とともに急増している自転車事故に対応した『自転車プラン』を、月々100円の保険料で、期間限定(5月25日~8月31日)で提供する。

開業記念商品の『自転車プラン』

先進的な試みとしては、Androidアプリ『ガクブルペンギン』を提供。事故多発エリアやゴルフ場、空港など保険が必要なポイントに近づくと"ガクガクブルブル"とお知らせする「ガクブルMAP」や、カメラで手をかざすと、3Dペンギンが登場し、握って開くとペンギン一家がドタバタ劇を展開する「テノリペンギン」などが内容となっている。

KDDIとも連携、au oneトップページへの掲載や、ナビウォーク保険プレゼント、新商品リリースに連動してリアルイベントの実施なども行う。