フォルクスワーゲングループジャパンは、フォルクスワーゲンの上級セダン「パサート(Passat)」と、ワゴンモデルの「パサートヴァリアント(Passat Variant)」をモデルチェンジし、5月30日より販売する。価格は324万円から396万円。

フォルクスワーゲン パサート

パサートは1973年に初代がデビューしたミッドサイズのセダンおよびワゴン。いままで全世界で累計1,500万台以上を販売した、ゴルフと並ぶフォルクスワーゲンの中心的なモデル。7世代目となる今回のモデルは、エクステリアデザインを最新のフォルクスワーゲントレンドに合わせると同時に、質感や快適性を高めた。

スタイリングは、無駄な装飾を排し、洗練、明快さ、信頼感を意識したもの。ヘッドライト回りのポジションランプやリヤコンビネーションライトには視認性が高いLEDを採用した(バイキセノンライトとのセットオプション)。また、インテリアは水平基調でデザインされ、ウォールナットやアルミの化粧パネル(ハイライン)、インスツルメントパネル中央に置かれるアナログ時計などにより、上質な空間とした。遮音フィルムを挟み込んだガラスなどにより、静粛性も高めた。

このクラスには1.8~2.0L(リッター)以上のエンジンが搭載されることが多いが、今回のモデルはゴルフなどでおなじみの1.4L(リッター)TSIエンジンを採用。7速DSGトランスミッションと組み合わせた。さらに「Start/Stopシステム」(アイドリングストップ機構)、ブレーキエネルギー回生システムを採用することで、ミドルクラスではトップレベルの18.4km/Lという低燃費を実現(10・15モード)。エコカー減税に適合し、取得税や重量税が75%減税となる。

事故を未然に防ぐ最新式のESPに加え、超高張力鋼板やレーザー溶接などを多用した高剛性ボディを採用。カーテンエアバッグやサイドエアバッグ(前後)を含む8エアバッグが全車標準で装備される。また、フォルクスワーゲン初の安全装備として、ステアリングホイールへの入力などからドライバーの疲労度を検出し、ドライバーの集中力の低下をアラーム音と表示で警告する、「ドライバー疲労検知システム」を標準装備した。

また、今回のパサート発表に伴い、ドイツのフォルクスワーゲンAGで展開しているキャンペーン「Think Blue」を日本でも開始する。国内においては、エコドライブトレーニングのさらなる推進によるCO2排出削減や、生物多様性、ホッキョクグマの保全活動など様々な取り組みを支援する。

パサート ※イメージ写真は欧州仕様車

パサート バリアント ※イメージ写真は欧州仕様車

メインインパネ(ハイライン)

インテリア(ハイライン)

アナログ時計

分割可倒式シート

ラゲージルーム

電動パノラマスライディングルーフ

1.4L TSI エンジン

7速DSG シフトノブ

ブレーキエネルギー回生システム

ドライバー疲労検知システム

ドライバー疲労検知システム、Start/Stopシステム

ボディ剛性イメージ