ファルコンストア・ジャパンは5月18日、同社のバックアップ/リカバリ製品に対し、ディザスタリカバリの自動化を実現する技術「RecoverTrac 2.0」を標準搭載することを発表した。

「RecoverTrac 2.0」は物理サーバ環境と仮想サーバ環境の両方に対応。あらかじめ設定されたプロセスに従い、データの複製のみならずサービスの完全回復までの作業自動化を実現する。

この機能が標準搭載されることになる製品はバックアップ/リカバリソリューション「FalconStor継続的データ保護(FalconStor CDP)」と、SANストレージに対応したストレージ統合管理ソリューション「FalconStorネットワークストレージサーバ(FalconStor NSS)」。

「RecoverTrac 2.0」はサービス指向データ保護(Service-Oriented Data Protection: SODP)を実現するもので、「多くのディザスタリカバリソリューションはデータの複製に注力したものが多く、サービスを完全に回復させるには専門のIT技術者による複雑な手作業が要求される」(同社)という課題を解決するものとされている。

「RecoverTrac 2.0」にはテストモードも用意されており、本番システムに影響を与えることなく各種リカバリプロセスを実行することが可能だという。