NECとウイングアーク テクノロジーズは4月27日、大規BIシステムへの対応を目的として協業を強化すると発表した。

今回の協業強化の内容は、ウイングアーク テクノロジーズBIソフトである「Dr.Sum EA」の機能強化や性能検証を共同で実施するもので、同ソフトの適用範囲を従来の約10倍のデータ処理能力が要求される大規模システムにまで拡大することを狙う。

今後はNECが大規模BIシステムで求められる機能や性能の抽出を担当し、ウイングアーク テクノロジーズはこれをもとに「Dr.Sum EA」の機能強化を図る。また、NECのハードウェアや統合運用管理ソフト「WebSAM」などのミドルウェアとの気味合わせによる性能検証も行われ、システム構成も共同で策定することになる。

今回の協業によりNECは「Dr.Sum EA」の担当人員を約50名に増強した。

なお、NECとウイングアーク テクノロジーズは2005年から帳票分野での協業を開始しており、2008年6月からは資本提携を伴った上で協業を拡大している。

NECがOEM販売する「InfoFrame Dr.SumEA