以前紹介した被災者支援サイトなどをはじめ 、さまざまな応援サイトが立ち上げられている。「アゲマス」もそのひとつだ。

アゲマス

その特徴は、支援者側の送付できる物、そして被災者の必要な物が、サイト上ではっきりと確認することができる点にある。提供できる物資は画像でも見ることができる。これまで伝えられてきたような双方のミスマッチは、これで大幅に少なくなるに違いない。

1カ月半が経ち、被災者のニーズも大きく変化している。その内容も、個人によって異なっているし、量を求めるのではなく何かがひとつほしいという声も聞かれるようになっている。支援する側も、家庭で不要な物や使っていない物など、たとえどんな小さな物でも、誰かが必要としているかもしれない、そう考えてみてはどうだろう。

いまや求められているのは、生活必需品だけではない。子どもたちには、おもちゃやマンガ、ゲームなどが喜ばれるだろうし、楽器やスポーツ用品もまだまだ足りない。女性には、化粧品や美容、健康のためのグッズも必要。ペット関連、DIY関連など、日常生活を取り戻すための物資はさまざまだ。また、これから夏に向けて必要なものも考えられる。

これからもじっくりと被災地と向き合っていくことができる「アゲマス」。単なる物のやり取りだけではなく、ひとりひとり、支援者と被災者の気持ちもつながるコミュニケーションといえるのではないだろうか。