シマンテックは4月26日、バックアップ・リカバリ製品の最新版「Symantec System Recovery 2011」を5月9日から提供開始すると発表した。

シマンテック 執行役員 マーケティング本部長 石崎健一郎氏

「Symantec System Recovery 2011」は、これまで「Symantec Backup Exec System Recovery」という名称で販売されていた製品だが、今回より「より幅広い顧客層に訴求する」(同社 執行役員 マーケティング本部長 石崎健一郎氏)ことを主な目的として名称が刷新された。

最新版ではUSBデバイスをブート可能なリカバリディスク/バックアップストレージとして利用できるようになったほか、ISOイメージからリカバリディスクを作成できるようになっている。

また、対応プラットフォームとしてWindows Server 2008 R2 SP1とWindows 7 SP1が追加され、集中管理ツールである「Symantec System Recovery Management Solution」は64ビット版のWindows Server 2008 R2に対応した。

製品は対応プラットフォーム別に6種類が用意され、「Symantec System Recovery Management Solution」はBasic Editionを除くすべてのエディションで利用可能となっている。

製品のラインナップと価格(税別の参考価格)は以下の通り。

  • Symantec System Recovery 2011 Basic Edition
    →サーバーあたり9万7200円
  • Symantec System Recovery 2011 Server Edition
    →サーバーあたり15万3800円
  • Symantec System Recovery 2011 Virtual Edition
    →物理サーバーあたり43万7300円
  • Symantec System Recovery 2011 Small Business Server Edition
    →サーバーあたり9万7200円
  • Symantec System Recovery 2011 Linux Edition
    →サーバーあたり8万4900円
  • Symantec System Recovery 2011 Desktop Edition
    →デスクトップあたり1万2700円

「Symantec System Recovery 2011」によるバックアップ中の画面。記者説明会では、約8.5GBのシステムファイルを4分強でバックアップ(圧縮率「標準」)するデモが実施された。リカバリにかかる時間も同程度だった