お笑い芸人の千原ジュニアが23日、都内で行われた雑誌『週刊SPA!』にて連載している「すなわち、便所は宇宙である」(発売中 1,260円 扶桑社刊)の単行本発売記念イベントに出席した。

『すなわち、便所は宇宙である』の発売記念イベントに出席した千原ジュニア 拡大画像を見る

ジュニアが自宅トイレ内でひらめいたさまざまな事象を、思いつくままに書き綴った異色のエッセー。自身のライフスタイルや仕事仲間などについて、ジュニアならではの“細かい”視点から観察、考察された文章を掲載している。

約1年分の連載が一冊にまとまったことについて、ジュニアは「意外と分厚い本になりましたね。いろいろ書いてきたんやなぁというのが率直な感想。覚えている内容もあるけど、忘れてしまっているものも多いですね」と振り返った。トイレ内でメモを取る行為は2年ほど前から始めたそうで、「父親が設計事務所をやっているんですよ。それで、実家のトイレにもデザインめいたものやら、計算やらをメモするための紙が置いてあって。それを子供の頃から見ていた影響やと思います。トイレの中にいるといろいろと降ってくる…というか、リラックスした状態なので普段とは違うことを思いつくんですよね。そういう意味では、"素"に近い僕の頭の中身を知りたい人に読んでいただけたらうれしいです」と説明した。

記者から「"大"、"小"どちらの用を足す時にひらめくことが多いか」との質問が飛ぶと、「僕は"小"の時も必ず座って用を足すんですよ。だからどちらの場合もありかな。ちなみに、後輩などが遊びに来た時でも、うちのトイレでは"小"でも必ず座ってするように! とルールを決めています。あっ、別に潔癖ではないですからね。そう言われるのは心外です!」とジュニアらしいこだわりを垣間見せた。

同書には「ベッドにカバンを置かないで」、「愛川欽也の謎」など88本分の連載原稿を掲載(加筆修正あり)。また、この連載のファンを公言する水道橋博士との"連れション対談"も収録されている。