NEC、仮想オフィス環境を実現するクラウドサービスのプロトタイプを開発

NECは4月21日、非接触ICカードをかざすだけの簡単な認証により、PC・複合機・プリンタなどを自分のオフィス内と同様に使用でき、書類の作成から印刷まで行えるクラウドサービス「C&Cクラウド・ワークスタイル(仮称)」の試作システムを開発したと発表した。

C&Cクラウド・ワークスタイルの試作システムの構成

C&Cクラウド・ワークスタイルは、クラウド・デスクトップサービスとクラウド・プリンティングサービスから構成される。業務データ、アプリケーション、仮想デスクトップ、認証機能、プリンタ制御機能がクラウド上のサーバに置かれている。そのため、利用者は端末の種類を意識することなく、社員証などをかざすだけで社内環境とほぼ同一の操作画面で作業を行うことができる。

認証基盤には、ID管理機能・リアルタイム処理機能・セキュリティ機能などを提供するクラウド型認証基盤システム「BitGate」が採用されているほか、IDカードの読み取り装置としては、3つの周波数帯(13.56MHz / 952-955MHz/2.4GHz)、6種類の主要なプロトコルに対応したマルチリーダライタを提供する。

3月にサービスを開始したRFIDケータイ/モバイルクラウドサービスの構築ノウハウを活用し、3G/WiMAXによる閉域型の高速モバイルネットワークを採用することによって、インターネットなどの公衆網を経由しない高セキュリティな通信環境を実現している。

同社は7月から、同システムを用いた社内トライアルをNEC本社地区/玉川事業場など複数拠点で行う予定。同システムの仕組みを公開することで、2011年度中の商用サービス開始を目指す。

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