マカフィーは4月19日、制御システムに対するセキュリティ脅威対策を実現することを目的として、シーメンス(シーメンス産業オートメーション事業部)と提携したことを発表した。
マカフィーは今回の提携により、シーメンス産業オートメーション事業部の製品とアプリケーション制御ソリューション「McAfee Application Control」との相互運用性を認定した。
シーメンス産業オートメーション事業部の製品には、制御システムのほかに、電力会社を狙ったワームである「Stuxnet」の標的となった「Simatic WINCC SCADAシステム」も含まれる。
発表内容によれば、Stuxnetはシーメンス社のSCADAソフトウェアをターゲットとしたものとされており、発電プラントの物理システムにダメージを与えることを目的に実行されたと推測されるという。
「McAfee Application Control」はホワイトリスティング技術を利用したソリューションで、カーネルのロックダウンによってシステムを保護する仕組みのため、使用リソースを最小限に抑えつつ、不正なコードの実行などを防ぐことが可能だとされている。
