TIOBE Programming Community index

TIOBE Softwareから2011年3月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは複数の検索エンジンの検索結果から対象とするプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。2011年3月におけるインデックスは次のとおり。

プログラミング言語 インデックス 備考
1 Java 19.711 8ヶ月連続1位
2 C 15.262
3 C++ 8.754
4 C# 7.210 6位から4位へ浮上。大幅に順位アップ
5 PHP 6.566 下落傾向
6 Python 5.737 4位から6位へ下落
7 (Visual)Basic 4.710 下落傾向
8 Objective-C 3.518 ふたたび上昇傾向
9 Perl 1.969
10 JavaScript 1.866

3月のTIOBE PCIではC#が大きくインデックス値を増やし、6位から4位へ浮上した。1位のJavaにC、C++、C#が続く結果となっている。C#は継続的な成長が続いている。3月にインデックス値を増やした言語としてはObjective-CおよびLuaも注目される。C#とObjective-Cは継続して増加傾向を示しており、今後も成長が見込まれる。これまで力強い成長を見せていたPythonは3月はインデックス値を減らしている。

Luaは16位まで順位を上げた。Luaは軽量高速なスクリプト言語。ほかのスクリプト言語と比較して実行環境自体のソースコードサイズが小さく移植しやすい。C言語を使った拡張性にも優れており、学習も比較的簡単という特徴がある。記述方法はPascalによく似ており、TIOBE PCIにおいてもこれまで何度か姿を見せている。