米国データロボティクスは3月30日、ストレージシステム「Droboシリーズ」のうち、中堅・中小企業向け製品をさらに強化し、「DroboBシリーズ」として提供開始したことを発表した。これにより、今後は従来からあるクリエイティブプロフェッショナル向けの「Droboシリーズ」と中小ビジネス向けの「DroboBシリーズ」の2ブランドで展開される。

Drobo Bシリーズは、従来のDroboシリーズに備わっているDrobo Copyに加え、新たに開発された「DroboSync」を搭載している点を特徴とする。コンピュータ内のデータをバックアップするDroboCopyに対し、Drobo SyncはDrobo間でのデータのリアルタイムコピー環境を煩雑な設定なしで構築することを実現する。

同等のシステムを構築するにあたり、これまでのストレージソリューションでは数百万円から数千万円の初期投資がかかっていたところ、DroboBシリーズは数十万円から可能にする。

Drobo Bシリーズは「Drobo B800fs」「Drobo B800i」「Drobo B1200i」の3製品から構成される。各製品の特徴は次のとおり。

Drobo B800fs

最大8ドライブ、ギガビットEthernetポート2個を搭載しているレプリケーションによるデータ保護を可能にするSMB向けファイル共有ストレージ。

Drobo B800i

最大8ドライブ、iSCSIギガビットEthernetポート2個、USB2.0(管理専用ポート)1個を搭載する、プライマリ・バックアップストレージ向けのコスト効率が高いiSCSI SAN。

Drobo B1200i

最大12ドライブ、iSCSI向けギガビットEthernetポート3個、管理用ギガビットEthernetポート1個を搭載し、 仮想サーバ/要求の高いアプリケーション向けのiSCSI SAN 。

Drobo B1200i