シャープは3月31日、同社の「グリーンフロント堺 太陽電池工場」において新型高効率単結晶Si太陽電池のセルからモジュールまでの一貫生産を同日より開始したことを発表した。

同新型太陽電池は、受光面に電極のないバックコンタクト(電極裏面接続)構造を採用することで、セル表面の受光面積を広げたほか、隣接するセル間の接続抵抗を低減させる配線技術(配線シート方式)などを採用することで、出力アップを実現したもの。

なお、グリーンフロント堺の太陽電池工場の年間生産能力は200MWで、同太陽電池の生産に向けた投資額は約150億円となっている。

グリーンフロント堺 太陽電池工場の外観イメージ