MIPS Technologiesは、64ビット・プロセッサ・アーキテクチャとSMT(Simultaneous Multi-Threading)技術を組み合わせたIPコア「Prodigy」(開発コード名)のリリース計画を発表した。

同プロセッサコアは、2011年後半に正式リリースされる予定で、64 ビットアーキテクチャ、SMTテクノロジ、コヒーレント・マルチプロセッシングを市販のIPコアと組み合わせることで、先端ネットワーク、ストレージ、モバイル、デジタル消費家電設計に対応可能な性能、効率性、拡張性を提供できるようになると同社では説明している。

すでに同社は64ビット・プロセッサ・アーキテクチャとして「MIPS64」のライセンス提供を行っているが、SMTテクノロジーを用いることで、クロック・サイクルごとに複数のスレッドから複数の命令を実行することができるようになるため、さらに高い性能と効率性を保証することが可能となるという。

また、Prodigyファミリでは、MIPS32アーキテクチャとMIPS64アーキテクチャ間のシームレスなコードの互換性を提供するとしている。