Mozillaは3月29日(米国時間)、Android用のモバイル版「Firefox 4」を正式にリリースした。Android MarketまたはFirefox.com/mから入手できる。日本語を含む10カ国語以上をサポート。動作要件はAndroid 2.0以上とARMv7プロセッサで、Firefoxのサイトに動作検証済みの対応機種の一覧が用意されている。

Android版のFirefox 4はデスクトップ版と同じブラウザエンジンを搭載しており、Webコンテンツをスムースに表示する。HTML5、CSS、JavaScriptをはじめとするオープンなWeb標準技術をサポート。JagerMonkey JITコンパイラを採用し、ARMプロセッサに最適化された高速なJavaScriptエンジンを備える。

Webページがロードされるとボタンやバーが隠れて、画面全体にコンテンツが表示される。画面を左右にスワイプすると、タブやブックマークが現れる。タッチ操作のメリットを活かしたユーザーインターフェイスにより、モバイルデバイスの小さな画面でも効率的なブラウジングが可能だ。また、ブックマーク、履歴、検索エンジンの一覧をワンタップで参照できるスマートスクリーンを通じて、少ない文字入力ですばやく目的の情報にたどりつける。

画面全体にコンテンツを表示

右にスワイプすると、開いているタブのサムネイルとロケーションバーが現れる

モバイル用アドオンによる機能カスタマイズが可能

カスタマイズ機能も充実しており、Firefox Syncを用いてデスクトップ版を含む他のFirefoxとブックマーク/ 履歴/ パスワード/ 開いているタブなどを同期できるほか、スタートページに前回開いていたタブや、パソコン版のFirefoxで開いていたタブなどが表示される。モバイル用アドオンの利用も可能だ。 Adblock PlusやQuit Firefox for Mobile、TwitterBarなど、MOBILE ADD-ONSにおいて100以上のアドオンが公開されている。またデスクトップ版と同様に、ブラウザテーマPersonasを使ってブラウザの見た目を簡単に変更できる。