The World Wide Web Consortium

W3Cは3月28日(米国時間)、2月8日および9日にベルリンで開催された「Second W3C Web and TV Workshop」のレポートを公開した。同ワークショップは、Web技術とテレビの技術をいかに融合し、活用していくのかを模索するためのもの。現在は調査および重要項目の洗い出しといった段階にある。特に重要な項目として次の項目が紹介されている。

  • HTTPを経由したアダプティブストリーミング
  • ホームネットワーキングおよびセカンドスクリーンシナリオ
  • メタデータの役割とセマンティックWeb技術に対する在り方
  • ソリューションが容易に入手できることへの保証
  • プロファイリングおよび試験
  • テレビ向けHTML5に必要になる現実可能な機能拡張

W3Cは今後、既存の取り組みやWebおよびテレビに関連するサービスなどを調査しながら、項目の優先順位付け作業を進めていくという。近年、テレビはインターネットの機能を活用してよりインタラクティブに動作するデバイスへ変わりつつある。W3Cの取り組みは、そうした現状を踏まえ、標準化を進めるものとなる。