富士通ビー・エス・シーは、情報セキュリティソフト「FENCE」シリーズの新製品として、電子文書の持ち出し承認システム「FENCE-Works」を4月1日より発売すると発表した。最小構成価格は、サーバライセンス+1ユーザライセンスで487,500円。

「FENCE-Works」は、電子文書の持ち出しに関する申請、承認、暗号化、持ち出し、持ち帰り、ログ管理までの一連の運用をシステム化。運用負荷の軽減と、セキュリティポリシーに則った運用の徹底をサポートする。申請者が持ち出し申請したファイルを承認者が承認することにより、持ち出しファイルを自動的に暗号化し、持ち出すファイルの原本や暗号化されたファイルをサーバ内に保管する。

また、申請~持ち出しに関する一連の流れをログとして全て残すことができ、ログデータはCSVファイルとして外部出力することが可能となっている。

FENCE-Works運用イメージ

持ち出し先に暗号化データを残してきてしまった場合でも、FENCEブリーフケースに有効期限を設定することで、有効期限後にFENCEブリーフケースにアクセスすると自動で削除される。また、持ち出し制御ソフトウェア「FENCE-G」と連携することで、承認されたFENCEブリーフケース以外は持ち出しできなくできる。

そのほか、FENCE-Worksへスマートフォンからアクセス可能な環境を構築することで、持ち出しを承認された暗号化ファイルにスマートフォンからアクセスすることが可能となっている。