レノボ・ジャパンは29日、モバイル・ワークステーション「ThinkPad Wシリーズ」の新製品として、15.6型ノート「ThinkPad W520」を発表した。3月30日より販売を開始する。"Sandy Bridge"世代のIntel Coreを採用するほか、電気消費量の削減に貢献する"ピークシフト機能"も搭載する。

ピークシフト機能、Enhanced Experience 2.0、NVIDIAR Optimusに対応

省電力マネージャーの新機能として、バッテリからPCを駆動するか、ACアダプタからPCを駆動するかのスケジュールを設定することで、電力消費量がピークに達する時間帯の電気の使用を自動的に避けることができる「ピークシフト機能」を搭載する。また、PCパフォーマンスをスピードアップする「Lenovo Enhanced Experience 2.0 for Windows 7」のほか、ディスクリートGPU内蔵時は自動でGPUを切り替えバッテリ駆動時間と処理スピードの両立をはかる「NVIDIAR Optimus」に対応する。

「ThinkPad W520」

主な仕様は、CPUはIntel Core i7-2920XM(2.5GHz)/i5-2520M(2.50GHz)から選択可能、チップセットはMobile Intel QM67 Express、グラフィックス機能はNVIDIA Quadro 1000M/2000Mから選択可能、メモリは最大32GBのDDR3を搭載可能、ストレージは最大500GBのHDDもしくは最大160GBのSSDを搭載可能、光学ドライブはDVDスーパーマルチ、OSは標準でWindows 7 Professional 64bit。

ディスプレイは15.6型LED液晶(1,600×900ドット)。主なインタフェースは、USB 3.0×2、Powered USB×1、eSATA/USBコンボ×1、34mm Express Cardスロット、4-in-1メディアカードリーダなどで、Wi-Fi無線LANのほかオプションでWiMAX通信モジュールも搭載できる。バッテリ駆動時間は9セルバッテリ搭載時で最大約8.8時間。本体サイズ/重量はW372.8×D245.1×H31.8~35.6mm/2.67kg(6セルバッテリ搭載時)。ほか、カラーキャリブレーター機能を搭載可能、主要なワークステーションISVの稼働保障認定あり。

価格は構成によるが、参考までに最小構成時の直販価格は155,820円。