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3月25日13時現在、Firefox 4の総ダウンロード数は2,180万ダウンロードを超えた。現在もハイペースでダウンロードされている。同時刻、日本からのダウンロード数は60万を超え、うち東京からのダウンロード数は16万を超えた。ブラウザのシェア調査報告を実施しているStatCounter Global Statsの3月23日(アイルランド時間)の発表では、Firefox 4のシェアが一週間前に公開されたIE9のシェアを超えたことを伝えている(注: IE9は日本での配布が開始されていない)。

Firefox 4のダウンロード数および世界におけるダウンロード分布はglow.mozilla.orgのサイトでリアルタイムに確認できる。

Firefox 4のダウンロード状況を表示するglow.mozilla.org

世界におけるダウンロード割合 - アジアは欧州および北米に次いで割合の大きい地域

アジアでは日本がもっともダウンロード数が多い。東京にインド、インドネシア、ベトナムが続く

日本では東京からのダウンロードが桁違いに多く、これに神奈川、大阪、愛知が続く

ダウンロード状況をリアルタイムに分析して視覚化するこのサイトは、Mozillaでデータ解析などを担当しているMetricsチームがWeb開発者と連携して開発したもの。どのような仕組みで動作しているかはHow glow.mozilla.org gets its dataで紹介されている。

Firefoxのダウンロードを担当しているクラスタは、ダウンロードリクエスト情報をデータ収集用リモートホストのsyslogへ送信。syslogは専用のファイルへログデータを出力し、このファイルがSQLStreamによってリアルタイムに分析される。ログファイルから正規のダウンロードリクエスト情報を抽出したのち、MaxMind GeoIPを使ってIPアドレスから位置情報を取得。位置情報やタイムスタンプからダウンロード数を集約し、10秒ごとに増分データをHBaseデータベースへ追加している。

glow.mozilla.orgのバックエンドはPythonで開発されたアプリケーション。バックエンドがHBaseからデータを取得して毎分ごとにJSONデータファイルを生成。生成されるJSONファイルは個別の名前で生成され、フロントエンドにキャッシュされる。glow.mozilla.orgのサイトはこのJSONデータを使ってダウンロード数や位置情報を表示する仕組みになっていると説明されている。