サイバーフロントはこのほど、Windows 7/Vista/XP対応の鉄道経営シミュレーションゲーム『A列車でいこう9』について、特製Nゲージ車両を同梱した特別限定セットを発売した。また、3D映像で楽しめるプログラムを発表した。同社のオンラインストアで有償配布中。さらに、拡張キットと攻略本2冊を同梱した『A列車で行こう9 エキスパートセット』を4月8日に発売する。

『A列車で行こう9 特別限定セット』に収録された209系電車(左)と付属するトミーテック製Nゲージ車両(背景は撮影用)

『A列車で行こう9 特別限定セット』は『A列車でいこう9』の発売から1周年を記念したセットで、特別仕様の209系電車を収録している。同車両は2005年に発売された『A列車でいこう7』の広告列車で、10年ぶりのPC版新作を記念して運行された。『A列車で行こう9 特別限定セット』には、実物の約1/150のNゲージ鉄道模型も付属する。209系電車広告仕様先頭車1両で、鉄道模型メーカーのトミーテックが製作した。モーターは搭載しないが、他のトミーテック製209系車両と連結して走行できるという。価格は16,275円。

『A列車で行こう9 3Dプログラム』には「3DVisionキット」が必要。3D対応テレビにも対応し、本物の車窓を見るような体験ができる。写真のTVは52インチで、N700系新幹線車両やE5系新幹線車両の窓より大きい

『A列車で行こう9 3Dプログラム』は、『A列車でいこう9』を3D表示用に最適化するアップデートプログラム。PC用ビデオチップベンダーNVIDIAの「3D VISION」に対応する。3Dメガネを使用すると、操作メニュー以外の風景要素をすべて奥行きのある3Dで再生するとのこと。また、降りそそぐ雪や蒸気機関車の煙は画面から手前に見えるという。価格は1,050円。サイバーフロント公式ストアで配信中。

同プログラムを使用するにはNVIDIA製ビデオカードと「3DVisionキット」が必要。また、動作環境としてWindows Vista(32ビット)/ Windows 7(32/64ビット)が必要になる。「NVIDIA 3DTV Playソフトウェア」を利用すれば、3Dテレビでの再生も対応する。「NVIDIA 3DTV Playソフトウェア」はNVIDIAのサイトで有償でダウンロードできる。「NVIDIA 3D VISION」のユーザーは無料でダウンロード可能とのこと。

『A列車で行こう9 エキスパートセット』は『A列車でいこう9』『A列車でいこう9 建物キット』「A列車で行こう9 公式ガイドブック 」「A列車で行こう9 公式エキスパートガイドブック 」を同梱

『A列車で行こう9 エキスパートセット』は、4月1日に発売される「A列車で行こう9 公式エキスパートガイドブック」(エンターブレイン刊)の発売を記念したセットで、『A列車でいこう9』本体とアドオンソフトの『A列車でいこう9 建物キット』、既刊の「A列車で行こう9 公式ガイドブック」、「A列車で行こう9 公式エキスパートガイドブック」を同梱する。価格は16,590円。定価で比較した場合、単体で購入するより約2,500円安くなるとのこと。

4月1日発売予定の「A列車で行こう9 公式エキスパートガイドブック」。列車の運行テクニックを詳細に解説(左)、建物キットに収録された建物のデータリストもある

「A列車で行こう9 公式エキスパートガイドブック」は『A列車で行こう9』の解説本の第2弾。既刊の公式ガイドブックが解説した「基本的な要素と鉄道が儲かる街の作り方」とは異なり、鉄道ファン向けに「リアルな鉄道運行の再現方法」を解説する。オープンソースの列車ダイヤ描画ソフト「OuDia」を用いて、単線、複線の長距離路線のダイヤ作成とゲームにおける設定方法を絡め、まるで実際の鉄道路線が成長していくかのような構成になっているとのこと。価格は1,890円。

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