Firefox web browser - Faster, more secure & customizable

Firefox 5より取り組むことになる開発およびリリーススケジュールの草案が公開された。公開された草案によれば、Mozillaは16週間から21週間の期間をめどにFirefoxのメジャーリリースを実施していくという。この取り組みが実現された場合、年に2回から3回、Firefoxのアップグレードリリースが実施されることになる。次のバージョンはFirefox 5になる見通し。

Firefox 4と3.6に関しては従来通りのセキュリティサポートが実施される。Firefox 4は4.0.xとしてマイナーアップデートが提供され、Firefox 3.6は3.6.xとしてマイナーアップデートが実施される。しかしこの方式は4.0系までとなり、以降は年に数回のメジャーアップグレードへ置き換わることになる。

Chromeは約1ヶ月半ごとを目処にメジャーアップグレードを実施。強制的な自動アップグレード機能によってほかのブラウザが実現していない1、2週間ほどでの世界中のChromeのメジャーアップグレードを実現させている。結果、Chromeユーザはそのほとんどが常に最新の機能を活用できるという状況が実現されている。

MozillaがFirefoxの開発およびリリーススケジュールを変更する背景には、Chromeと同様の効果を狙う目的がある。古いバージョンが残り続けることは、HTML5/CSS3などの最新機能をWebページ/Webサイト開発に適用する段階で大きな障壁になり、さらにセキュリティ対応でも苦慮する原因になる。