Ubuntu is a community developed operating system that is perfect for laptops, desktops and servers.

最新版となるUbuntu 11.04のリリースが近づいてきた。Mark Shuttleworth氏はさらにひとつ先のリリースとなるUbuntu 11.10の開発コード名の検討を始めており、その結果が発表された。10月にリリースが予定されているUbuntuの開発コード名は「Oneiric Ocelot」。夢見がちなオセロット、夢のようなオセロット、といった意味になる。オセロットは大形のヤマネコ。中南米に生息しており、黄色と黒の斑点模様は小型の豹を連想させる動物でもある。

Ubuntuの開発コード名には規則がある。「形容詞 名詞」であること、名詞は動物であること、形容詞と名詞の頭文字は同じアルファベットであることだ。これに対象となるリリースの目的やイメージを加味し、発音したときにリズムがいい名前が選ばれる。歴代の開発コード名は次のとおり。

  • Ubuntu 4.10 - Warty Warthog
  • Ubuntu 5.04 - Hoary Hedgehog
  • Ubuntu 5.10 - Breezy Badger
  • Ubuntu 6.04 - Dapper Drake
  • Ubuntu 6.10 - Edgy Eft
  • Ubuntu 7.04 - Feisty Fawn
  • Ubuntu 7.10 - Gutsy Gibbon
  • Ubuntu 8.04 - Hardy Heron
  • Ubuntu 8.10 - Intrepid Ibex
  • Ubuntu 9.04 - Jaunty Jackalope
  • Ubuntu 9.10 - Karmic Koala
  • Ubuntu 10.04 - Lucid Lynx
  • Ubuntu 10.10 - Maverick Meerkat
  • Ubuntu 11.04 - Natty Narwhal

Ubuntu 6.04からは頭文字もD、E、F、G...と規則的に採用されており、この規則に従うとUbuntu 11.10はO* O*という形の開発コード名にする必要があった。海洋系の名前は避けたかったという説明があり、Oからはじまる海洋系の動物は見送りになっている。「Oneiric Ocelot」には素晴らしいデスクトップを実現するという夢のような部分と、それを実現するための厳しさの双方を表現するものとされている。