日本アバイアは3月4日、ビジネスアプリケーションにリアルタイムコミュニケーション機能(音声、ビデオ、プレゼンス機能など)を容易に統合する「Avaya Agile Communication Environment」の提供を開始した。

同製品は、SOAアーキテクチャとWebサービスをベースとしている。複雑なSIP/CTIプロトコルを簡略化したコミュニケーションサービス向けAPIを提供することで、従来のCTIをベースとした開発と比べて約2割短縮した期間でビジネスアプリケーションとリアルタイムコミュニケーション機能の統合を実現する。

同製品は、パッケージアプリケーションとデペロッパーツールキットから構成されるほか、同製品を使ったアプリケーションの開発を支援するため、開発者支援コミュニティと「アバイア プロフェッショナル サービス」を提供する。

パッケージアプリケーションは、CEBP(Communication Enabled Business Process)パッケージとUCパッケージから構成される。CEBPパッケージでは、ビジネスアプリケーション上で指定したイベントが発生した場合、自動的に関係者を招集して即座に電話会議を開催する「Avaya ACE Event Response Manager」が提供される。

デペロッパーツールキットとしては、「Avaya ACE Toolkit」と「Avaya ACE Foundation Toolkit」が提供される。

価格は、Avaya ACE 2.3がサーバ1台当たり1万1,200ドル、パッケージ アプリケーションが1ユーザー当たり50ドルから125ドルとなっている。